【建設業の経営者様へ】 「2024年問題」をAIと助成金で乗り越える!
最強の資金調達戦略とは? ― あかね社会保険労務士法人 × ArchiX対談 Vol.1 ―

はじめに

「2024年問題」——建設業界をいまだ大きく揺るがしているトピックです。時間外労働の上限規制が適用され、「人手不足なのに、これ以上残業もさせられない…」「でも、現場の業務量は減らない」という板挟みに悩む経営者様も多いのではないでしょうか。

「業務効率化のためにAIや最新ツールを導入したい。でも、そんな予算はない…」

もしこのように諦めている方、非常に"もったいない"状況かもしれません!実は現在、生産性を向上させるための設備投資(AI導入含む)に対して、国が手厚い「助成金」を用意しています。

本連載では、建設DXを推進するAIプラットフォーム「ArchiX(アーキエックス)」と、人事労務のプロ・助成金申請に強い「あかね社会保険労務士法人」がタッグを組み、「AI×助成金」で会社を強くするロードマップを全4回でお届けします。

第1回のテーマは、「なぜ今、建設業にAIと助成金が必要なのか?」です。

本連載の強力なパートナーをご紹介します

あかね社会保険労務士法人 水野先生
あかね社会保険労務士法人

本企画にあたり、人事労務管理と助成金申請において豊富な実績を持つ「あかね社会保険労務士法人」の助成金コンサルティング部の水野様にご協力いただきました。

大阪・関西圏を中心にクライアントを持つ労務のプロフェッショナル集団。「働くことを通じて、人と組織が成長する理想の職場をつくる」をモットーに、単なる手続き代行にとどまらず、人事・労務・法務の「仕組み創造」で選ばれるベストパートナーとして、経営者の視点に立った労務相談や助成金提案を行っています。

【対談】AI導入は「コスト」ではなく、利益を生む「投資」

ArchiX担当

ArchiX 担当

今回は、あかね社会保険労務士法人の水野様にお話をお伺いしました。さて、早速ですが建設業界の「2024年問題」、現場の悲鳴が聞こえてきそうです。私たちArchiXへの問い合わせでも、「とにかくパース制作の時間を減らしたい」「人の手が足りない」という切実な声が増えています。
あかねSR 水野先生

あかねSR 水野先生

本当におっしゃる通りですね。特に大阪を中心とした関西圏の建設業者様からも、「人を増やしたくても採用できない、でも今の人数では現場が回らない」というご相談が増えています。残業規制を守りながら利益を出すという、「根性論」には限界が来ています。
ArchiX担当

ArchiX 担当

そこで注目されているのが、AIによる業務効率化です。例えばArchiXを導入されたある工務店様では、これまで数日〜数週間かかっていた「建築パース作成」をAIで自動化し、さらに施主様への初期提案を数時間〜数日で完了させています。これまで営業や設計だけでは完結できず、担当の人に依頼するか外注する他なかった作業を、AIに任せることで劇的に削減できるんです。
ArchiXで削減できる時間:従来14日間 → わずか2時間(96%削減)

ArchiX導入による業務時間の削減効果

あかねSR 水野先生

あかねSR 水野先生

素晴らしいですね。まさに「時間をお金で買う」感覚に近いですが、それがAIなら低コストで実現できる。
ArchiX担当

ArchiX 担当

はい。ただ、中小企業の経営者様にとって、新しいツールの導入費用は決して安いものではありません。「便利そうなのは分かるが、実際現場や実務で利用できるのか」と二の足を踏まれるケースも多いのが現状です。
あかねSR 水野先生

あかねSR 水野先生

そこで活用すべきなのが厚生労働省の「助成金」なんです。多くの経営者様が誤解されていますが、厚生労働省の助成金は、単なる「赤字補填」や「もらえたらラッキーなお金」ではありません。

返済不要で、条件を満たせば受給できる支援金であり、雇用・労働環境の改善や、社会課題の解決に向けた活動を支援する制度です。

資金面だけでなく、活動の計画性や実現可能性も評価されるため、助成金を受けられるということは、その企業が「社会的意義のある取り組みを行っている」と国に認められた証でもあります。

AI導入による業務改善は、まさに国が推奨する「働き方改革」そのもの。これを使わない手はありません!

助成金を受け取るための「足元固め」——労務管理の重要性

あかねSR 水野先生

あかねSR 水野先生

ただし、助成金には大原則があります。それは「法律を守っている会社にしか支給されない」ということです。助成金の原資は皆様が納めている雇用保険料です。そのため、未払い残業代がある、36協定を届け出ていないといった労働基準法違反がある状態では、1円も受給できません。

特に建設業は、現場ごとに働き方が異なり勤怠管理が曖昧になりがちです。まずは以下の3点を確認してください。

  • 就業規則が古いまま放置されていないか
  • 36協定が法改正に対応しているか
  • 法定三帳簿(雇用契約書・出勤簿・賃金台帳)が整備されているか

まずはこうした「足元」を整えることが不可欠です。とはいえ、多忙な経営者の方々がすべて対応するのは現実的ではありません。煩雑な整備は我々プロに任せ、経営者の皆様には「AIをどう利益に繋げるか」という未来志向の経営に集中していただきたいと考えています。

「AI導入×助成金」ロードマップ

ArchiX担当

ArchiX 担当

なるほど。「AIを入れるために労務環境を整える」こと自体が、結果として会社をホワイト化し、採用力強化にもつながるわけですね。では、具体的にどのような助成金が使えるのでしょうか?
あかねSR 水野先生

あかねSR 水野先生

建設業でのAI導入で特に相性が良いのは、主に以下の3つです。

今後解説する 3大助成金

  1. 業務改善助成金 事業場内の最低賃金を引き上げ、AIツール導入等の設備投資を行った場合に支給。
  2. 働き方改革推進支援助成金 AIツール活用による時短など、残業削減や有給取得に向けた環境整備を支援。
  3. 人材開発支援助成金 AIを使いこなすための研修費用を助成。令和8年度は中小企業に限り、AIツール導入などの設備投資に伴う加算(購入費の50%・最大150万円)となるコースあり。
ArchiX担当

ArchiX 担当

「研修への助成」と「AIツール導入への助成」を組み合わせることで、さらに手厚い支援が受けられる可能性があるのですね。

助成金の「確実性」と「落とし穴」

あかねSR 水野先生

あかねSR 水野先生

ただし、助成金には「申請すれば必ずもらえる」ものではないということです。助成金は、補助金のような「採択(コンペ)」ではありませんが、以下のような「落とし穴」で不支給になるケースが後を絶たません。

よくある「落とし穴」3選

  1. 書類の整合性不足 出勤簿と賃金台帳の時間がズレている、就業規則や契約書の内容が実態と違うなど、プロの目で見なければ気づけない「形式不備・矛盾」が命取りになります。
  2. 厳格な期限 計画届提出、計画期間内の実施、申請書提出などの取り組みが、「1日でも遅れたらアウト」という厳格な期限管理が求められます。
  3. 実施前の取り組みミス 「先に設備を買ってしまった」「計画届を出す前に研修を始めた」といった順番のミスで、受給資格を失う企業様が非常に多いのです。
ArchiX担当

ArchiX 担当

せっかくAIで業務を改善しようとしているのに、手続きのミスで助成金が受給できないのは、経営者として一番避けたい事態ですね……。
あかねSR 水野先生

あかねSR 水野先生

ええ。だからこそ、私たちは「ただ申請する」のではなく、「受給できる状態」まで労務環境を整える伴走をしています。労務環境が整えば、他の助成金の申請の可能性も広がります。助成金は、正しく活用して初めて、会社の成長を支える強力な武器になるのです。
ArchiX担当

ArchiX 担当

「研修への助成」と「AIツール導入への助成」を組み合わせることで、非常に手厚い支援が受けられる可能性があります。次回以降、それぞれの詳細要件や「実際にいくら受け取れるのか?」を具体的に解説していきます!

まとめ:まずは「自社が申請できるか」を知ることから

2024年問題は、建設業にとってピンチであると同時に、変わるための大きなチャンスでもあります。

  • ArchiXで業務時間を劇的に削減し、
  • あかね社会保険労務士法人のサポートで助成金を活用してコストを抑える。

この「最強のセット」で、貴社の経営課題を解決しませんか?助成金は申請のタイミング(スケジュール)が非常に重要です。「もっと早く相談しておけばよかった」となる前に、まずは現状の診断をおすすめします。

まずはこちらからお気軽にお問い合わせください。

次回 Vol.2 予告 建設業のための「業務改善助成金」活用術について詳しく解説します。お楽しみに!